既存顧客の価値を、中長期的な視点で分析できる機能です。
優良顧客の最大化を目的とした指標のため、定点的に観測をすることで
現状行っているサービスやコミュニケーションが優良顧客の最大化に寄与しているかを正しく測ることができます。

メニュー説明
パラメータ設定

ここで指定した値に該当する顧客が、「顧客BS」や「ゴールド顧客育成マップ」の分析結果で、それぞれのランクに振り分けられます。
※Fの値を自由に設定することができますが、基本的には、デフォルトで設定されている値でお使いいただくことを推奨しております。
顧客BS
「パラメータ設定」の顧客ランクをもとに、現在の既存顧客の維持率(継続率)や維持客LTV、
稼働顧客数を算出します。
また、それらをもとにして、向こう5年間に得られる顧客数と資産価値(売上)を予測して表示します。
新規顧客を獲得せず、既存顧客のみでどれくらい売上を構築できるのか、構築するとどうなるのかを確認できます。
あわせて算出される「年商倍率」は、各経過年数ごとに予測された売上の合計と、現在の年商を比較して算出される割合です。
今行っている施策やサービスが、今後の売上にどう影響していくのか把握できるため、
CRM評価のひとつの指標になります。
設定項目説明

[分析条件]
・分析基点日の指定方法
【日付/相対日数】から選択できます。
「日付」:分析の基点とする日付を「分析基点日」にて指定できます。
「相対日数」:ここで入力した日数を分析日から逆算し分析基点日を指定します。
例)分析日:3/31 相対日数:30日前 ⇒ 分析基点日:3/1
・稼働顧客数の基準
【新規顧客を含む/新規顧客を含まない】から選択できます。
「新規顧客を含む」:現在の稼働顧客数に新規顧客を含めます。
「新規顧客を含まない」:現在の稼働顧客数は、リピート顧客(前年購入があり、本年も購入がある)のみが対象となります。
分析結果用語説明
参考資料
稼働顧客(新規・維持)

分析基点日時点で該当するFグループごとの直近1年以内に購入があった顧客を対象にします。
※分析条件内の「稼働顧客数の基準:新規顧客を含む」と指定した場合のみ、
対象顧客内に新規顧客(分析基点日として指定した日からさかのぼり、1年間で獲得した新規顧客)を含みます。
※「稼働顧客数の基準:新規顧客を含まない」とした場合、
顧客分布図のエリア②にも属し、エリア①にも存在する顧客が対象となります。
※「稼働顧客数の基準:新規顧客を含む」とした場合、
上記顧客に加え、顧客分布図のエリア①にのみ存在する顧客も対象となります。
稼働顧客(復活)

前々年分析基点日翌日から前年分析基点日の1年間(顧客分布図のエリア②)で
一度も購入がない顧客、かつ、
分析基点日からさかのぼって直近1年間(顧客分布図のエリア①)で購入があった顧客を対象にします。
※イメージとしては、「休眠復活顧客」に近いです。

1-1 稼働顧客数(新規・維持)
分析基点日時点で該当するFグループごとの直近1年以内に購入があった顧客のユニーク数を算出します。

⇒ カウントの対象になるのはエリア①に属する顧客です。
・稼働顧客数の基準:新規顧客を含む
⇒ 顧客A、顧客Hも稼働顧客数としてカウントされます。

・稼働顧客数の基準:新規顧客を含まない
⇒ 顧客A、顧客Hは稼働顧客数にカウントされません。
※パラメーター設定にて「F1:1以上~1以下」の場合は、F1の稼働顧客数は「0」となります。1-2 稼働顧客数(復活)
前々年分析基点日翌日から、前年分析基点日の1年間で一度も購入がない顧客、かつ、
分析基点日からさかのぼって直近1年間で購入があった顧客のユニーク数を算出します。
⇒ カウントの対象になるのはエリア③以前に購入があり、エリア①に属する顧客です。
2-1 顧客維持率
分析基点日から、前年時点で該当するFグループごとの顧客が、本年(直近1年間)に購入した割合を算出します。

エリア②に属するのは、
F3:顧客C
F2:顧客B,顧客I
F1:顧客G
そのうち本年(エリア①)も購入しているのは、
F3:顧客C
F2:顧客B
F1:顧客G
ですので、顧客維持率の表は以下の通りになります。

2-2 顧客復活率
分析基点日から、前々年以前で該当するFグループごとの顧客が、本年(直近1年間)に購入した割合を算出します。

上図の場合、エリア②に該当しないのは、顧客D,顧客E,顧客F,顧客Jの4名ですので、
対象者はこの3名になります。
エリア③以前のFランク状況
F4:顧客F,顧客J
F2:顧客D
F1:顧客E
そのうち本年(エリア①)も購入しているのは、
F4:顧客F
F2:顧客D
F1:顧客E
ですので、顧客復活率は
F5:0%
F4:50%
F3:0%
F2:100%
F1:100% となります。
3-1 維持客LTV
Fグループごとの前年稼働顧客*¹のうち本年稼働顧客*²の1年間の売上累計 ÷ Fグループごとの前年稼働顧客のうち本年稼働顧客数
前年稼働顧客*¹:注文日が前々年分析基点日翌日~前年分析基点日の場合に該当(エリア②)
例)分析基点日が2024/12/10の場合、2022/12/11~2023/12/10の間の注文があるとき該当
本年稼働顧客*²:今年新規獲得以外で、最終注文日が前年分析基点日翌日~分析基点日の場合に該当(エリア①)
例)分析基点日が2024/12/10の場合、2023/12/11≦最終購入日≦2024/12/10のとき該当

⇒ 対象となるのは、エリア②に属する4名(顧客B、顧客C、顧客I、顧客G)
F1: 2,000円 (2,000 ÷ 1)F2: 1,500円 (3,000 ÷ 2)
F3:10,000円 (10,000 ÷ 1)
ですので、維持客LTVの表は以下の通りになります。

3-2 復活客LTV
Fグループごとの前々年稼働顧客*¹のうち本年稼働顧客*²の1年間の売上累計 ÷ Fグループごとの前々年稼働顧客のうち本年稼働顧客数
前々年稼働顧客*¹:注文日が ~前々年分析基点日の場合に該当(エリア③以前)
例)分析基点日が2024/12/10の場合、~2022/12/10までに注文があるとき該当
本年稼働顧客*²:今年新規獲得以外で、最終注文日が前年分析基点日翌日~分析基点日の場合に該当(エリア①)
例)分析基点日が2024/12/10の場合、2023/12/11≦最終購入日≦2024/12/10のとき該当
4-1 稼働顧客数(新規・維持)
n年後の稼働顧客数 = (n-1)年後の稼働顧客数 × 顧客維持率
※1年後の稼働顧客数は、現在の稼働顧客数 × 顧客維持率 で算出されます。
4-2 稼働顧客数(復活)
n年後の稼働顧客数 = (n-1)年後の稼働顧客数 × 顧客復活率
※1年後の稼働顧客数は、現在の稼働顧客数 × 顧客復活率 で算出されます。
5-1 (n年後)資産価値
n年後の資産価値 = n年後の稼働顧客数 × 維持客LTV
5-2 (n年後)資産価値
n年後の資産価値 = n年後の稼働顧客数 × 復活客LTV
6-1 (5年間の累計)資産価値
(5年間累計)資産価値 = 1年後資産価値~5年後資産価値の合計
6-2 (5年間の累計)資産価値
(5年間累計)資産価値 = 1年後資産価値~5年後資産価値の合計

・5年間の累計資産価値
1~5年後までの総売上
・現在の年商
分析基点日から前年分析基点日翌日の注文金額累計
例)分析基点日が2024/12/10の場合、2023/12/11~2024/12/10の注文金額累計
・年商倍率
5年間の累計売上の総額 ÷ 現在の年商 × 100
※年商倍率についての詳細はこちらから
実践
【顧客BS】の基本的な操作手順